東京駅から徒歩1分、KITTEという建物の2階と3階のエリアに無料の博物館があります。
無料なのに30分~1時間じっくり観ることができるし、日本ではここにしかない展示物もありました。
今回はこの無料の博物館『インターメディアテク』の魅力について紹介します!
写真撮影が禁止だったので、鉛筆描きの私の画力(びっくりですよ)で魅力を伝えていきますね!
もくじ
東京駅直結のKITTE内の無料ミュージアム
『インターメディアテク』は日本郵政公社と東京大学総合研究博物館の共同で運営されている入館料が無料の博物館です。
東京大学が1877年(明治10年)から保存してきた学術標本が展示されています。
キリンやクジラなどの骨格標本が間近で見られるは迫力満点です。
入口は2階、3階どちらからでもOK
ミュージアムスペースは2階と3階部分にあります。出入口もどちらにもあります。各エリアごとに展示内容が異なるので、どちらから入場しても大丈夫ですが、インフォメーションやクロークは2階にあるので、2階から入場するのがおすすめです。
2階入り口
KITTEにある東京大学さんの博物館(インターメディアテク)で小一時間を潰す。これ無料でいいんですか!ってなるし自然科学の粋を集めてて小学校低学年男子(石とか虫が好き系の)連れてきたらめちゃめちゃテンションあがると思う pic.twitter.com/cpLDpMRC8J
— はるみる (@halmil) December 26, 2018
正面がインフォメーションで美人なお姉さんが数名います。右側にクロークがあるので荷物を預けることができます。
3階入り口
3階入り口から入場すると、すぐにミュージアムショップがあります。博物館らしいクリアファイルやハガキ、関連書籍などが販売されていました。
3階:医療器具や古銭、動植物の標本など
2階にも入口があるのを知らず、今回は3階から観覧スタートです。
古い医療器具
3階の展示室に入ってすぐのガラスケースに収められているのが、昔の医療器具です。
視力を測定するメガネや、度数を変えるレンズがズラリと並んでいたり、注射器が鉄製のものがありました
古銭コーナー
日本の古いお金や外国のお金などが展示されていました。
壁には虫の標本があり、部位を分解して展示しているものもありました。
あと、ナナフシがすごく大きくてびっくりしたのと、モルフォ蝶のような美しい青色の蝶もありました。
鳥のはく製
鳥のはく製は六角柱の大きなガラスケースに収められていました。オグロヅルのような比較的大きな鳥から、コサギののうな中くらいの鳥、そしてタカのような猛禽類、あとはインコなども展示されていました。
植物標本
植物標本は棚のアルコール漬けにされた瓶に収められています。色が抜けて全体的に茶色っぽくなっていましたが、植物の形は当時のまま保存されています。
ガラスケースにはカラカラに乾燥した植物が種類ごとに束にされて保管されていました。
3階の出口付近に大きな帆船の模型がありました。こちらも古るそうでした。
3階から2階へ行く階段
階段の壁のところに大きなワニの骨格標本が展示されています。
かなり大きなワニなので夫は「恐竜じゃないか?」といっていました。
2階の展示はこのようになっています。特別展示や「ギャラリー1」の部分はあまり記憶にありません。
医学部講堂
「ACADEMIA」
この部屋だけ撮影可能です。
階段教室の机や椅子は医学部の講堂で使われていたもの、肖像画も医学をはじめ工学、動物の先生の肖像画です。pic.twitter.com/gEtBW4dzyd— 今日18時までだよ 非公式インターメディアテク (@IMT_Schedule) December 28, 2018
ここだけ撮影OKだったのですが、知らずにスルーしてしまいました。
椅子や机がハリーポッターに出てくる世界のようで雰囲気がありました。
エジプトのミイラと棺
ガラスケースが2段になっており、下が棺とミイラで上の段に蓋があります。ミイラといってもミイラを実際にみることはできません。
しかし19歳の男性のミイラが入っているようです。内側の棺の顔の部分に割れがあるのですが、中のミイラは見えませんでした。
エジプトのミイラが棺の中に安置されているのは日本でもここだけと、スタッフの方が言っていました。
とくに、空調などの管理などはしていないようで、ガラスケースに入れられています。それでももうカラッカラになっているようなので、劣化することはないようです。
ミンククジラの骨格
演劇×ミューアムの実験。Play IMT (7)に向けた稽古が進んでいます。今日のポートレートは俳優の佐々木舞さんとミンククジラの骨格標本。生きて動く俳優との組み合わせでインターメディアテクの展示物がいつもと違って見えるはず。それがPlay IMTの醍醐味の一つです。 pic.twitter.com/CmtmuvC64N
— インターメディアテク (@IMT_Tokyo) October 25, 2017
骨格標本は柵がないので至近距離でみることができます。
馬(シャイアー種)の骨格標本
シャイヤー(シャイアー)という種類の馬の骨格標本です。体高が185センチとかなり大型の種類です。二本足で立っている姿で展示されているのでもっと大きく感じます。
シャイアーは馬車馬ですが、今ではほとんど生産されておらず貴重な品種です。
子供も楽しめる
娘が気になったことをメモってました。私は今回メモ帖を持っていかなかったので、今度からメモれるように持ち歩かないと。
人も多くなく、じっくり標本をみることができるのもポイントです。
教授のレクチャーも受けられた
大学の教授がちょうどいたので、ヘビについてのレクチャーを受けてきました。蛇の骨、ヘビのはく製、ヘビの皮など、さわりながら蛇について勉強ができました。
同じ生き物をはく製と骨格で見比べながら観察するというのも新鮮で面白かったです。
今回は退化した脚について教えてくださいました!
アクセス情報
インターメディアテク
住所:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3階
TEL:03-5777-8600
営業時間:11:00-18:00(金・土は20時まで開館)
入館料:無料
最寄り駅:JR東京駅丸ノ内南口から徒歩1分/東京駅地下道より直結
まとめ
東京駅からすぐの場所にこんなに充実した博物館がしかも無料で見られて満足です。
レトロな雰囲気がまたおしゃれなのもよかったです。
博物館が入っているビルにはクリスマスツリーも飾られとても素敵な雰囲気でした。