読み手に伝わる「個性ある記事」の書きかた

B!

ブログを書いているかたなら、書こうと思った記事が「既に別の誰かに書かれてしまっている」といった経験が一度はあるものです。

同じような記事が沢山あるなかで「個性のある記事を書く」というのは難しいと感じていないでしょうか?

特別な専門知識を持っていたり、「月へ行った」とか誰にもマネされない経験があれば困ることはありません。

しかし、私を含め「どこへ行った」「何を買った」「あれを見た」などありふれたネタで勝負をしなければならないブロガーさんも多いと思います。

私自身、ブログを書いていて、

  • 自分の書いた記事がつまらない
  • オリジナリティが出せない
  • 共感を生むような記事を書けない

と悩んでいました。そんな時に「メモの魔力」という本に出会い、「個性ある記事の書き方」にヒント得ました。

結論としまして、個性ある記事を書くためには「自分の体験をブログ読者に活かしてもらえる記事」ではないかな、と考えます。

これを意識して記事を書いていけば、「自分の経験」と「読み手」をつなぐことができ、読み手は「読んでよかった」「なるほど!」と感じてもらえると考えたからです。

具体的にどのように書けばいいのかについて説明していきますね。

体験談だけでは「個性ある記事」として弱い

個性ある記事を書くために、「自分の体験談」は多いに有効なのは言うまでもありません。

誰もが知っているようなありきたりな情報ではなく、「あなたの体験談」はブログ記事としてニーズがあります。実際、私も2カ月ブログを運営して読まれた記事のほとんどは「体験談」でした。

【ブログ運営2カ月の報告】アクセスが伸びない失敗記事を紹介 - やまみログ

しかし「体験談」だけでは弱いのも事実です。

「こんな体験しましたー!」だけだと、読み手は

「ふーん、それで?」という感想を持って終わりです。

原因は「あなたの体験」が「読み手」と結びつかないことが「ふーん、それで?」になってしまうのです。

なので、あなた体験談が「読み手と関係がある」と思わせる内容にするのがが大切です!!

読み手と結びつく体験談の書き方ポイント

それでは読者が「自分と関係がある記事だな」と思うようにするためにはどうすればいいでしょう?

ポイントは2つあります。

①記事のネタは最も伝えたいことに絞る

あなたの体験したことの中で読者に伝えたいことは沢山あるかもしれません。

しかし、あれもこれも詰め込むと伝えたいことがぼやけてしまい、読者に伝わらない可能性があります。

本と違い、ブログ記事はせいぜい1,000文字から5,000文字程度です。短い文章で重要なことを何個も伝えることは難しいのです。

まずは最も伝えたいこと「1つ」に絞って記事を書いていきましょう。

②自分の経験を読者が活かせるような提案やアドバイスを書く

体験談で終わらせないためにも「自分はその経験から何を学んだか?」を書くことが大切です。

同じ経験をしても感じ方や受け止め方は人それぞれです。読み手も体験談を読むのは「経験しないと得られないこと」を知りたいのです。

さらにそこから読者へ「読者への提案やアドバイス」があれば、自身の体験談を読者とつなげることができます!

「事実」→「抽象化」→「転用」の大切さ

「メモの魔力」ではメモをただのメモで終わらせないための書き方が書かれています。

それは「事実」→「抽象化」→「転用」の順に書くことです。

例えば、「メモの魔力を読んだ」とか「事実→抽象化→転用が大切だと書いていた」というのは、単なる本を読んだという経験や本の内容を抜き出しただけの「事実」にすぎません。

その事実を抽象化するという作業を行います。

抽象化というのは、事実から「注目すべき点を抜き出す」作業のことです。抽象化することで、最も注目したことや感じたことにスポットを当てます。

次に、注目したことや感じたことを「転用」します。

転用とは、学んだことや体験を「別な物事に応用するならどうすればいいか?」を考えることです。

「メモの魔力」を読んだ体験を「ブログ記事の書きかた」に転用する

今回、「メモの魔力」を読んで私が最も注目したのは「事実を書くだけのメモはだめ」という部分でした。

それを「ブログ記事の書き方」に応用できるな!と考えて、今この記事を書いています。

ただ、「本を読んだよー」という記事に終わらせないで、「個性あるブログ記事の書きかた」に転用し、この記事を読んでくれた読者にもメリットがある内容にしたつもりです。

今まで単に事実を書いたたけの体験談よりもずっと「自分らしさ」が出た記事になっているんじゃないかな?と思います。

抽象化したことが複数あるならそれぞれ記事を書けばいい

「メモの魔力」では「ノートの使い方」「自己分析のやり方」など、面白い章が沢山ありました。

もし、伝えたいことが複数あるのなら、その1つずつ記事にしていけばいいです。そうすれば、1冊本を読むだけで何記事も書くことができます。

まとめ:「自分の考え」を伝えることと「読み手への提案」が大切

「誰も書いたことがないネタで記事を書く」というのは難しいことです。しかし、自身の「体験談」とその体験から得た「学び」を合わせて書くとオリジナリティのある記事になります。

さらに、そこから学んだことでブログ読者へ向けたアドバイスがあると読者も「なるほどー」とうなずいてくれる記事に仕上がるのではないかと感じています。

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