小学校のお友達が物を盗むときの対処法について書きました。
小2の娘のクラスにお友達の物を盗む女の子がいます。仮にA子ちゃんとします。
はじめは疑うのは良くないし、娘の気のせいかもしれないと思っていましたが、他の子も文房具が無くなるようでした。
紛失してから数日たって、「無い!」と気がつくことが多いので、仮に盗まれたとしても自宅に持って帰られている場合は証拠がありません。
しかし、娘はA子ちゃんが他のお友達の文房具を盗んでいるところを目撃したこともあるようでした。
「A子ちゃん、とった?」と聞くとA子ちゃんはすぐ泣いてしまい、周囲の子どもが「A子ちゃんを泣かせたーーー!!!」と囃し立てるので、どうしようもありません。
もくじ
盗んだ物を返してもらう方法は?
あるとき、娘は可愛いキラキラの消しゴムを無くしました。でも、A子ちゃんが盗ったとわかったそうですが、A子ちゃんに聞くとすぐ泣いてしまうので言い出せずにいました。
そこで私は娘に入れ知恵を付けさせて、「A子ちゃん、もし消しゴム見つけてくれたらお礼にすっごい可愛いボールペンあげる!」と言ってごらんというと、
次の日、消しゴムを返してくれたそうです。
ちなみに、ボールペンは「お母さんい持っていったらダメと言われて持ってこれなかった」ということにして、手紙で「みつけてくれてありがとう」と書いて渡して終わりにしました。
A子ちゃんはボールペンをもらえなかったことは、連休も挟んだとこもあり、忘れてしまったか特に気にしてなさそうでした。
とにかく、こうやって消しゴムを取り返すことはできました。
子どもにウソをつかせてまで取り返すべきか?
「お礼にボールペンをあげる」と娘にウソをつかせたことは罪悪感がありましが、他に円満解決の方法を思いつきませんでした。
たかが消しゴムですが、泣き寝入りもモヤモヤしますよね。
今度からはお気に入りの文房具は持っていかないことと、娘と約束してA子ちゃんの件は終わりになりました。
同級生に盗み癖がある子がいたら
正直、どうしようもありません。盗まれないように、記名をするか、盗まれそうなものは学校に持っていかないようにするしか思いつきません。
もしかすると、家庭で悩みを抱えていてストレスから盗んでしまうのかもしれませんし、「欲しい」という気持ちを抑えられなくてつい手がでてしまうのかもしれません。
先日もA子ちゃんはお友達の鉛筆を盗んだ
先日も、クラスの女の子の鉛筆が無くなりました。今回は女の子の席に集まっていた3名が疑いの眼差しを向けられ、その3人の中にA子ちゃんもいました。
担任の先生は1人ひとりの荷物を調べていき、A子ちゃんの荷物から鉛筆が出てきたそうです。先生はすごく怒って注意したと娘は言っていましたが、多分怒られてもやめられないんだと思います。
盗むことにたいしてデメリットが少ないのかも
きっと「盗むことはよくないこと」という認識はあると思います。だから隠したり、知らないフリをしたり、泣いたりするのでしょう。
でも、盗みが成功したら「欲しいものが簡単に手に入る」というメリットのほうが上回ります。実際A子ちゃんはいままで成功ばかりしていました。
そういう点もつい盗んでしまう理由の一つなのかもしれません。
まとめ:盗むと欲しいものは手に入るけれど友達を失う
A子ちゃんの盗み癖についてどうしてあげることもできないですが、せめて娘には、「人のものを盗むと欲しいものは手に入るけれど、お友達はいなくなっちゃうよ」と伝えました。
友人関係には「正解」はありません。
今回の消しゴムを返してもらうやり方も本当に良かったかはわかりません。ウソをつかせるくらいなら消しゴムを諦めたほうがよかったのかもしれません。
でも、今後も理不尽なことが沢山起こると思うので、なんとか対処していってもらいたいと思う親心でした。
ちょっとしたストレスを自分ではね返せる子の育て方 /青春出版社/土井高徳